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Oct 26 2007

知れば誰でも激怒する

Published by mitoyoi at 3:58 am under Uncategorized Edit This

またまたイスラム教徒が激怒

 まず、お知らせです。英文スパム対策がほかにもありましたので、とりあえず、TBしていただく文章にこちらをリンクしていただく必要はなくなりました。そんな面倒なことをしなくてもTBできますので、よろしかったらやってみてください。
 
 ただ、そうすると日本語スパムが来るんですが、しょうがないですね。

 実は先週末からひどい風邪を引いて寝込んでおりました。熱が39度ぐらいまであがりまして、頭蓋骨の内側からハンマーでがんがん叩かれているみたいに頭が痛みましてね。脳炎になったかと思ったけれども、夏風邪だったようです(って大げさだよ!)。

 まあ、夏風邪は質が悪いとよく聞きますので、みなさまもお気をつけくださいましね。
 で、人が寝込んでいる間に、世界ではこんな騒ぎが起きていたようで。

<ローマ法王>「聖戦」批判演説にイスラム社会の反発広がる
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060915-00000141-mai-int 

「【ローマ海保真人】ローマ法王ベネディクト16世がイスラム原理主義の「聖戦」を批判した演説に対してイスラム社会で法王を非難する動きが拡大している。パキスタン下院議会が15日、法王に発言撤回を求める決議を採択したのをはじめ、イラン、インドネシア、トルコなどでもイスラム教指導者が反発し、一部が抗議行動を呼び掛けた。ローマ法王庁(バチカン)は釈明し、火消しに躍起になっている。
 法王はドイツ訪問中の12日、大学での演説で「ジハード(聖戦)は神に反する」と述べ、テロの宗教的根拠を否定。さらに、イスラム教の預言者ムハンマドが「戦いの指揮により邪悪と残酷さをもたらした」という14世紀のビザンチン帝国皇帝の言葉を引用した。
 ムハンマドに関する発言が特にイスラム社会で反発を招き、パキスタン下院議会は決議で「法王発言はイスラム教徒の感情を傷つけた」と発言の撤回を要求。また、イランの有力なイスラム教指導者は「法王はイスラム教を侮辱した」と非難した。

 さらにロイター通信によると、インドネシアのイスラム教指導者は「法王はイスラム教を正しく理解していない」と指摘し、信徒に抗議行動を起こすよう呼び掛けた。トルコ政府の宗教担当高官も発言について「極めて遺憾だ」と述べ、11月末に予定されている法王のトルコ訪問に疑問を呈した。エジプトやヨルダンなどでも法王に謝罪を求める声が高まっている。
 一方、パレスチナ自治区ガザ市にあるギリシャ正教会の施設では15日、小規模の爆発が起きたが、法王発言に対する反発によるものかどうかは分かっていない。
 バチカンのロンバルディ報道官は声明で「法王はジハード思想について深く踏み込むつもりはなく、イスラム教徒の感情を害する気持ちもない。ただ、暴力のために宗教を動機とすることを明確に否定したいだけだ」と述べた。報道官は法王がイスラム教との調和を求める姿勢に変わりがないことを強調した。
 だが、今年初めにはデンマークの新聞が掲載したムハンマドの風刺画をきっかけにイスラム教徒が世界規模で抗議行動を起こす騒ぎとなった。今回もキリスト教徒に対する反発がイスラム社会で膨らむ恐れがある。」
(毎日新聞9月15日)

 またまたキリスト教世界が失言ですねえ。いくらなんでもイスラムだけが邪悪ってことはないでしょうに。キリスト教国家だって、さんざん世界に進出して侵略の限りを尽くしたじゃないの。

 それで適当な国境線だとか、もめ事の種だとか、さんざん残して撤退していったわけでね。正直今の世界の紛争の種をまいてったのは、キリスト教世界の方々でしょうとさえいいたいぐらいですよ、こっちは。

 東トルキスタン問題ももちろん一番悪いのは今も占領してどかない中国ですが、そういう状態をもたらした責任はロシアとイギリスにもあります。私が東トルキスタンを問題視していると、それじゃあクルド問題はどうかときかれますが、あの問題も、イギリスや旧ソ連を抜きしては語れなかったかと。

 それと、なんといっても全イスラム教徒の胸に支えた骨のようなパレスチナ問題。あれももともと欧米で差別されてきたユダヤ人の受け皿として、パレスチナ人に犠牲を払わせたことが最大の原因となっているのです。というかこのあたりの事情は『「対テロ戦争」とイスラム世界』(板垣雄三編 岩波書店)に書いてありますので、よろしかったらお読みください。

 ウイグルの近現代史についてよく書いておられる新免康先生も、一部執筆されておられます。例によって、「ここまでなら書いても大丈夫だろう」というギリギリの線を守って書いておられるという感じではございますが。

 今朝のとくダネ!で作家のM女史が「私は無宗教だから、熱くなっている人は理解できない」というようなことをおっしゃっておられました。しかし、熱くなっているのはイスラム教徒ばかりではないのです。聖地イスラエルにこだわって、そこに住んでいた人を追い払ってまで国を作ったのはイスラエルも同様でして。それを維持するために、たくさんのパレスチナ人を殺しているのはイスラエルも同じ。どっちかだけが熱くなっているわけではないのです。

 国連の常任理事国にも、G8にもイスラム国家は入っちゃいないのです。中国や日本も入っているのに。そういう不公平な現実があるわけですよ。イスラムの声はなかなか国際社会に反映されず、報道などもキリスト教国家よりになっていることを忘れてはいけないです。そうでないと、なぜイスラム教徒が怒っているのか、テロが起きるのか、だれにも理解できないし、解決することもできないからです。

 まあ、実際テロを実行してしまうようなイスラム教徒はほんの一握りですよ。あくまで少数派です。でもイスラム教徒全体が様々な不満を抱いています。ですから、勧誘などにつられて危険な組織に入ってしまいがちなのです。

 ただ、いろいろ難しいですよね。ほとんどのイスラム教徒はイスラエルとアメリカとを敵視しています。だから、中国やイランと結びつきたがるわけです。でも、敵が中国である東トルキスタンの場合、どうしてもアメリカかそれに匹敵する大国をたよりにするよりほかありません。でも、そうするとイスラム同胞からの支持は得にくくなりますよねえ。

 アメリカが本気で救いの手を差し伸べるとも思えませんが、それでもそれに頼るしかないでしょう、天から下がってきた蜘蛛の糸をつかむみたいにね。イスラム教徒が束になれば、東トルキスタンを助けられるぐらい力をつけられればいいんでしょうが、キリスト教徒はそこまでお人良しではないでしょう(日本と違って)。
# by akiko_os | 2006-09-19 11:30 | 世界にもある激怒話国連の決議なんて

本日の激怒星★★★☆☆

 どうも、ご無沙汰してしまいましてすみません。ちょっと忙しくて準備不足ですが、これ以上日があいてしまうのも問題なので、エントリしてみます。

 みなさんもご存知のとおり、北朝鮮がミサイルをぶっ放しましたね。それについて、日本が国連で北朝鮮制裁決議を通そうと動き出しました。これに対して中国は北朝鮮を説得するとして、ついに胡錦濤国家主席自らが北朝鮮に説得に赴くとの情報が。

 つまり、それほど中国が追い込まれているという見方と、いやいや中国もうまく時間稼ぎして、外交攻勢をかけて、決議を議長声明に変えさせようとしているという見方などさまざまで、日本の報道も二転三転しています。

 私はこれは中国にとっては大変な事態だと見ています。だってあの北朝鮮を相手に、国家主席が乗り出したっていうんですから。メンツの国中国として、これは大変なことです。もともとあのミサイル発射でメンツはぐだぐだにされております。

 本当は中国が独自制裁を考えたっておかしくないぐらいかと。

 例えていうなら、日本がアメリカの制止を振り切ってどこかにミサイル発射し、これからも発射すると息巻いているのを、ブッシュ大統領がわざわざこちらに来て、やめてくれと説得するようなもでしょ? ブッシュが日本の首脳を呼びつけて「やめろ」というのが普通ではないかと。

 今や、中国の北朝鮮に対する立場ってそんなものなの? まあ金正日も相当ですが、それにしても中国が国家主席のメンツを使わなければ止められないというのは異常だと私は思います。これで仮に北朝鮮が中国のいうことを聞いたとします。中国は自分たちの手柄を吹聴するでしょうが、だまされてはいけません。中国の権威は地に落ちているということは忘れてはいけないです。

 もともと、私は中国がアメリカや日本のために本気で北朝鮮問題を解決する気があるわけないと思っていました。拉致問題や核問題のためには中国と仲良くしなければならないという意見には同意できません。でも、ではなぜ6カ国協議の議長をつとめ、アメリカのいわれたとおりにしようとするかというと、これはもちろん国際社会での地位や影響力を高めたいからにすぎないのです。また、アメリカのことは敵だと思ってはいますが、嫌われたくはないですから。それで6カ国協議の議長をやっているわけですから、もともと日本の思惑通りになんて動くはずがない。

 ただ、今は胡錦濤みずからが乗り出さなければならない状況ですが、それを見透かされて、国際社会での影響力が低下するのを最低限に押さえなければなりません。そのためには日本を牽制するのが一番効果的なので、せっせと外交攻勢をかけて、決議だけはつぶそうとしているのではないでしょうか。

 でも、国連の決議なんてそんなものではないでしょうか。パレスチナへの数々の攻撃に関するイスラエルの非難決議案も、確かヨーロッパ主導で何度も出されたような気がしますが、アメリカが拒否権を発動してつぶしたと思います。あと、これは国連の人権委員会で、アメリカがほとんど毎年のように中国の人権状況を議題にあげようとしますが、中国が毎度のようにつぶしていたと思います。これは拒否権云々ではなく、今回のように外交攻勢で。

 結局、常任理事国に都合の悪いことは通ったことなんてありませんから。だいたいアメリカがあれほど様々な工作をしても、イラク攻撃だってだめでしたし、イランの核問題だって全然進んじゃいないんですから。今回通らなくても、私としてはまたか、国連なんてそんなもんだぐらいしか思いません。まあ、くやしいですけど。だから日本に常任理事国になってほしかったのですがねえ。

 あとは、日本人でイランの核問題を深刻に考えている人がどれぐらいいるでしょうか。いないでしょう。「イランより、まず北朝鮮をよろしく!」というのが日本では普通の感覚でしょう。それと同じで、ほかの一般的な国民感情としては、北朝鮮なんてよくわからないしどうでもいいというのもあるかと思います。だから、国際社会もそれしきのことで、制裁決議までしなくてもというふうになってしまうのではないでしょうか。

 とにかく日本は国連に金をばらまくのはやめましょう。だったら国内で防衛システムとか、高齢化社会、少子化対策のために使うべきです。だいたいイラク戦争だってなんだって、国連がうまく解決できたことなんて何もないじゃありませんか。

 今回、もし制裁決議案がだめになったとしても、そういうものだと思うべきです。制裁決議案にこだわった日本の政治家を非難すべきではありません。中国が北朝鮮にミサイルを発射されて、それをやめさせるのに国家主席まで出さねばならないほど影響力を失ってしまっているという事実に目を向け、これを心に留めるべきです。そして、その先の展開を楽しみにしましょう。

 ただ、北朝鮮には国連とは別のところでもっと制裁してください! あと、性能が悪くてどこに飛ぶかわからないミサイルが今後も来るのは恐ろしすぎるので、まずは防衛システムをきっちり作っていただきたいと思います。
# by akiko_os | 2006-07-12 15:12 | 世界にもある激怒話

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